おうち時間に絵本をどうぞ
あかちゃんとえほんを
大好きな家族やまわりの人たちに話しかけてもらえることは、あかちゃんにとって大きな喜びになります。また、お互いの反応を見ながら絵本を読むひとときは、貴重なコミュニケーションの時間でもあります。
読まなくてはいけないと思わずに、お互いの調子のよいときに10分でも15分でも、ゆったりした時間を過ごしてみてください。
あかちゃんに絵本がわかるのかな? |
あかちゃんに絵本がわかるのかな?
- わかりますよ。ちゃんとまわりの人たちのお話をきいています。
あかちゃんはことばの『意味』はまだわからないけど、『ことば』はちゃんと届いています。
生まれたばかりのあかちゃんは、まだよく目が見えていません。
でも、おなかの中にいるときから周りの声はちゃんと聞こえていますよ。
いつ頃から始めればいいの?
- いつからでもOKです。
生後5か月くらいまでは視覚や聴覚の発達時期、6か月から1歳は、周りのことに興味をもって自分の世界が広がり始める頃です。
絵本の中には、初めて見るものや身近なもの、大好きなものなど、あかちゃんにとっていろいろな発見にあふれた世界が広がっています。
どんな絵本がいいの?
- はっきりした絵、くりかえしのリズム、言葉の響きのよいものがおすすめです。
ちいさなあかちゃんは、「ことば」ではなく「音」としてとらえる時期。
絵本の内容がまだわからなくても、絵や言葉のリズムで楽しむことができる絵本がたくさんあります。
自分が「一緒に読んであげたいな」と思う絵本を選ぶのが一番です。
ちょっと大きくなったら、短い文章のついた絵本や食べる・寝るといった生活絵本も楽しめるようになります。
どうやって読めばいいの?
- おすすめは、『おひざにだっこ』や『ひっつきもっつき』です。
ふれあっているという安心感で、あかちゃんもリラックスできます。ご家族みんなで一緒に、コミュニケーションのひとつとして絵本を楽しんでください。
まわりの人たちが楽しそうにしているとあかちゃんも嬉しいのです。
毎日読まないとダメ?
- 無理は禁物です。好きな時、好きな場所で、いっしょにゆったりと絵本を楽しんでください。
あかちゃんがご機嫌ななめなときや、お父さんやお母さんたちに余裕がないときには絵本はお休みです。
「聞いてよ」と無理やり読むのは絵本嫌いのきっかけになってしまうことも。あかちゃんには今ちょっと絵本以外に気になるものがあるだけ。お互いのストレスにならないよう、苦痛な時間にならないように。
同じ本、同じページばかり開きたがるのは?
- 「おきにいり」ができるということは自我の芽生え。
いろいろな本を読んであげたい大人にはナゼ?ですが、きっとその絵本やページに「おきにいり」があるのです。何度でも付き合ってあげてください。
1冊通して読まなきゃだめということはないので、お子さんのペースで大丈夫です。
図書館には、たくさんのあかちゃん絵本があります。お気に入りの絵本もきっと見つかるはず。
また、あかちゃんと一緒に楽しめる行事もあります。
ぜひご活用ください。
図書館おすすめ本